小学校受験をさせる保護者の気持ち

小学校受験して、小学生の間から私立に通わせる家庭が増えてきています。中学から私立に入れる家庭は珍しくなくなりましたが、小学校から私立に通わせる理由は何なのでしょうか。答えは、子供の能力の発達にあります。

リーダーシップを伸ばしたいから

仕事上の経験から、リーダーシップは社会におけるステップアップのカギだ、と感じている保護者世代は多いでしょう。自分の子供にも小さいうちからリーダーシップを身に着けさせたい、と考える家庭が増えています。子供の頃に身に着けた能力は、大学生になった後、就職した後にも大きな財産となるからです。私立の小学校では、学力を高めるだけでなく、生徒の自制心、リーダーシップを鍛える授業や、レクリエーションを行っています。リーダーとして取るべき行動は何かに焦点を当て、実践する教育が受けられるのです。しかも、このような教育は、子供の頃から行ったほうが効果的だという研究があるほどです。だから小学校受験をしてまで、私立の小学校に入れたいと思う家庭が増えているのです。

想像する力を育てたいから

小学校受験のテストでは、空間認知能力を問う問題が出ます。隠れている図形の形や、図形どうしを組み立てたら何の形になるか、を答えるのです。ひらがなや数字のテストばかりではありません。試験では目の前に模型が置いてあるわけではないので、図形を回転させたらどんな形になるか、頭の中の想像して答えます。頭の中で想像する力は、物事を掘り下げて考えたり、他の事柄を結びつけて考える思考力に繋がります。大人になってからも日常的に使うスキルです。しかも想像力に必要な脳の神経細胞は、小さい子供の方が一番発達するのです。普段、立体パズルや積み木を使って遊んでいると、手で掴んだ物の形や感覚を通じて、想像力は伸びていきます。

子供が自分に自信を持てる環境に入れたいから

小学校受験では、子供の学力レベルや集団での態度を見るだけでなく、保護者の教育に対する姿勢も確認されます。保護者面談で正しい受け答えをすることが、合格のポイントです。「もし子供が悪い成績を取ったり、勉強にヤル気を見せていないとき、どのように対応するか」はよく聞かれる質問です。短絡的に考えてしまうと「なぜやらないんだ」「どうしてこんな成績なのか」と叱ってしまいがちです。行動を叱ると子供に反発心が出てしまい、余計ヤル気を削いでしまって悪循環になります。理想的な答えは、子供に自信を与えるようなアドバイスをしてあげたり、勉強に興味をもつような行動を一緒にしてあげることです。子供が勉強し始めるのは、意欲があるからです。保護者は子供に意欲や自信を持たせるのが仕事です。なかなかむずかしい問題ですが、子どもと一緒にがんばりましょう。